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2013/10/03

ガラパゴス

ガラパゴス (Galápagos)


とね。
最近。このガラパゴスについて、気になっている。
この島々には、まだまだ未開の動物がいるとか、生態系があるとか、そんな理科っぽい話とかを話していたのがきっかけかもしれない。

日本には、ガラケーがあるよね。
僕には近年、この呼び方について、なんで?いつから?という疑問がずーっとあった。
ガラパゴス化したケータイ電話、だからがらけー。

  • ガラパゴス化 - 独自の進化を遂げた市場状態
    • ガラパゴスケータイ(ガラケー) - (主に日本の)独自の機能を持つ「フィーチャー・フォン」を揶揄するように呼称した携帯電話。ただし、多数のメディアで「フィーチャー・フォン」よりも「ガラパゴスケータイ」という呼称が用いられている

と、我らがWiki先生もおっしゃっている。
それを聞いて、ぱかーーーーーん!と来た。(いや、ピキーンでもいいんだけど)

ははぁ、こりゃ、なかなかの皮肉だ。まぁ、実際に揶揄とも書いてあるけども。

日本の音楽や、クールジャパンだとか、とにかく日本の文化を考えた時に、
どうも以前から欧米の視点から見る日本の「良さ」と日本人が見る「良さ」には違いがあるように感じていた。

例え、同じトピックについて語っていたとしても、彼らが素晴らしいとしている理由の中に、どこか「あくまで欧米がスタンダードなものに対して、これは"意外"で素晴らしい」というような「逆に!」感がなーんかあるような気がしてならないのだ。

その僕の勘は、ガラパゴスの考え方を聞いた時に何だか合点がいったような気がした。
発想の視点的に、酷似しているように思った。

カッコいい日本は、
あくまで「我々がスタンダードなものを持っているものに対して、極東の島国では、こんなに突飛なものを持っている。それも圧倒的に突飛だ。すごいんだ。」とね。

ふむ。だから、何だというワケでもないが。
今までは、お前らがスタンダードだと思っているんじゃないよ!みたいなものも、感じたような気もするが。今はそんな事ない。
トロントでは、何がスタンダードかホントによく分からなくなるくらい、英語を使っているが、英語ですら、もはや各々の国々が独自の進化?を遂げているような、各方面の独特のアクセント(まるで日本の都道府県にある方言みたいな)を持っていて、それがまかり通ったりしている。

いいじゃないか、東洋の最果て(端っこだからね!世界的に見たら)アヤしい黄金の国。ジパング。
僕はそのあやしい、ミステリアスな、謎めいた、独自の成長を遂げた、奇妙な国の、最先端もその太古の歴史を知る事も出来る。

天才ピアニストのグレン・グールドが晩生に読みふけったという、夏目漱石の「草枕」も原文で読む事が出来る。

大昔と違って私たちも、今では洋服を着こなし、クリスマスを祝い、中華料理だって、キムチだって、スパゲティだって、ステーキだって食べる。
ワケの分からないくらいミクスチャーがどんどん成長していっているが(言葉すらも、ほらね!)、もっともっとガラパゴス化して、もっともっとミクスチャーしていけたらオモシロイと思う。
僕も、今トロントにて、ミクスチャー真っ最中。

そして、同時に、伝統もちゃんと学びたい。

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