Mellow Symphony official blog

自分の写真
MUSIC AS MAGIC!! Singer Songwriter "Mellow Symphony". Welcome to Mellow Symphony's blog

2015/05/28

Tommy Emmanuel

オーストラリア人のギタリスト、Tommy Emmanuelのライブを観てきた。ソロギタリストとしてどうやら名のある方のようで、かのエリッククラプトンですら認める凄腕ギタリストなのだ。
僕はこれまで全く知らなかったのだが、トロントの友人に教えてもらって知った。なんだかトロント…というかカナダには、脈々と受け継がれている「芸達者なアコギ弾きに対する需要」がなんとなーくある気がしている。それはもう、ドン・ロスしかり、エリック・モングレンしかり、ブルースコバーンとかそういうのもそうかもだし、きっともっと昔からなんだろうけも。ラグタイムやジャズとか、そういう流れを引いているようなところからずっとその類の音楽好きな人が確かにいて、それは心なしか日本よりもウケている気がしている。
確かな立ち位置があるというか…。

日本だと僕の大好きな中川イサト、押尾コータロー、岡崎倫典、南澤大介とか?僕もその辺は聴いたりしていた。
そんな話でこっちの友達と盛り上がったことがあったので、彼はTommyの来加コンサートに僕も一緒に行こうと誘ってくれたのだ。

トミーはサムピックを駆使するギタリストで、あまりライトハンドでのタッピングや変則チューニングを多用するわけではないようなのだが、とにかく右腕がよく動く人だった(ちなみにオープンG6が彼のレギュラーチューニングっぽかった)。ピッキングがとにかく早い(ハンマリングやプリングも多用しているだろうけど)上に、左手が表現豊かなボイシングのコード使いで、見事にメロディと伴奏とベースの3つの要素を弾き倒していた。
他のギタリストと違って彼には秀でたパフォーマンス力もあった。演奏の要所で見せるちょっとした細かい動きが(立ちながら弾くし)、さながらロックバンドのギタリストかのようにダイナミックに動いたり、ちょっとおどけた動きをして会場を笑わせてみたり、エンターテイナーとしても優れていた。

音楽的にとても実験的で新しいというわけではなかったが、とにかく弾きまくるし、歌うし、叩くし、さらに冗談も入れてくるし、それらを目まぐるしいスピードでやるので、ギター一本でも観客を飽きさせない圧巻のパフォーマンスだった。

パフォーマンスの途中で彼が「会場にいるギタリストに向けて…」と言って、プチワークショップとして直前に演奏した曲についてどうやって弾いていたのか解説してくれるコーナーがあった。
その時彼が言っていたのは、「…とまぁ、こういうフレーズを繰り返し、ゆっくりのBpmからスタートして、メトロノームと一緒に何回も弾くんだ」と言っていた。

彼が練習無しではうまくなれない、というのはとんでもない説得力だったと同時に、なんだか救われたような気持ちに少しなった。

練習あるのみ!

写真は禁止されていて撮れなかったので代わりに会場に行く途中の地下鉄の座席に置いてあった怪しい注射器の写真を…




2015/05/12

2人のBen

トロントでは、CMW(Canadian Music Week)という音楽フェス的なものが開催されている。
フェスといっても都市型の、色んな箱でそれぞれのブッキングがあって、その中に何人かビッグネームもあって、それを一週間くらい通して行われるという、そういう色んなアーティストをまとめてブッキングしたものをフェスとして囲んでいる感じだ。
でも、まぁ、リストバンドとかも一応あるし、フェスではあるよね。
僕は自分の見たいアーティストがその一環で来ていたのでチケットを別で買ってみてきた。(フェスの一環とはいえ、メジャーなバンドとなるとリストバンドでは見れない)

Death Cab For CutieとBen Lee。
このふた組は、僕が今までとっても見たかったアーティストの二組。それもどちらも10年以上聴いている。Benに至ってはもう知ってから15年くらい経つんじゃないだろうか。
まさに、
念願。
だったわけです。

Death Cab For Cutieは前にも2回くらい見る機会があったのだが、どちらも機会を逃していたからようやく見れてよかった。しかも彼らの今回のアルバム「Kintsugi(金継ぎ)」なのだから日本人としてはなんかアガる。
Death CabはChrisが抜けてから初のライブになるのだが、アルバムのタイトル通り、一人抜けたという穴を逆にさらなる強固なもので埋めて素晴らしくしてしまう何かがそこにはあった。圧巻のパフォーマンス。90分アッパーな曲で本編をやりきってしまうというエネルギッシュさ、ボーカルが後半にいっても全然衰えないBen Gibbardのタフネスさ(しかも病気だったのでステロイドをキメてのステージだったらしい)、本編から終わりまでの見事な構成…アルバムの曲ばかりでなく、新旧織り交ぜてヒットソングもしっかりやるセットリスト。最後には僕の大大大好きな曲「Transatlanticism」もやってくれて感激だった。(しかも席近かった!)

その日の夜は彼らのパフォーマンスを思い出しては、ため息ばっかり出ていた。

翌日がBen Lee。小さな箱に、ベンは来ていた。僕は目の前が空いていたのだけれど、1mくらいの距離を残して目の前に陣取っていた。
こちらもヒットソングや、弾き語りのフットワークもありリクエストを聞いてくれたり、ファンに優しいベンのパフォーマンスで会場のお客さんを興奮させていた。ちなみに私のリクエストはピアノがメインの曲だったためか、聞き入れてもらえなかった。私以外の人も同じ曲リクエストしていたんだけどな…。
ベンのリードに合わせて、会場のお客さんと一緒に彼の曲を大合唱したりして、それも最高の時間だった。曲をもっと深く知っていたらよかったけど、今までよりは英語の曲が直接響いてくる感じがした。

そんな僕の念願が少しだけ叶った2日間だった。