Mellow Symphony Official Blog

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MUSIC AS MAGIC!! Singer Songwriter Mellow Symphony's Blog

2016/12/02

真夜中のライブハウスで

今日は日頃から絡みのあるDaveことDavid率いるバンド
The Danger Bees』の新作リリースイベントだった。
Daveは僕の大好きなハコのRelishでオープンマイクのホストをしているのでいつも会っている。
なかなか他のシチュエーションで会うことがなかったのだが、今日は初めて別の場所、しかもライブハウスで会うことができた。
日本のようなライブハウスってトロントにはあまりないんだけど(大体レストランやバーの奥にライブスペースがあるから日本のスタイルとはちょっと違う)、今日行った老舗のHorseshoe Tavernはかなり日本のライブハウスっぽい作りをしている。
なんとなく新宿ロフトとかその辺のハコっぽさがある。
そんな場所でDaveに会うことも新鮮だったが、普段Relishに来ている他の顔見知りミュージシャンもわんさか来ていたので、とても不思議な気分だった。
ライブハウスの雰囲気は東京にいた頃をすごく想起させ、Danger Beesたちの演奏や、もうひとバンド新作リリースデーであった『Forty Seven Teeth』というバンドもとてもよくって、気が付いたら東京で知った色んな音楽を思い出していた。

インディペンデントのクオリティとしてはどちらも申し分ない、素晴らしいバンドだ。

すっごいバンドで演奏したくなった。


会場であった顔見知りのミュージシャンたちに会えたのも、なんだかソワソワしたというか、彼らと話していてもなんかある意味刺激があって、自分ももっと音楽やりたくなった。

ライブハウスっていう場所はやっぱりすごくいいなって。
どこにもない空気があって、そこに自分のアートを思い切りぶつけたい!

そんな気持ちを改めて確認した。

あとバーで働く女の子が可愛かった!!

演奏した後のメンバーの清々しい顔とか、やっぱりちょっとRelishの時と熱量が違うもんね。
こっちは思いっきり!って感じ。

Congrats, Dave!!

2016/11/28

どうして悩むことがある

世界にあふれる矛盾を前にして
一体何を思い悩むことがあるのかと考えることがある。

どんな人も、いや殆どの人が
矛盾を抱えずには生きられぬ。

我欲のために、
私利私欲のために、
生きようという人で溢れかえっている。

そしてそれは至極動物的で
当然といえば当然だと思う。

政治家だって人間である以上、聖人君子のようになり得るのは難しい。
目の前で空き缶やタバコの吸い殻を投げ捨てる人を目撃するが如し、不誠実さの大小や、誰かのために良いことは必ずしも他の全員にとって良いことではない、という状況から逃れることはできない。

そんな中で、それを認めた上で、どれを選択していくの?っていう話でもあるんだろうな。

だから
残念に感じることもないし、
思い悩むこともないし、

ただひたすら君にとって、
君の大切な人だけにとって、
良いことを選ぶしかないんだろうね。

それを正当化するのは
それほど難しいことではないからね。

人生について。

2016/11/16

Become a mother in 4 years

It was just about the time I was going to
upload my blog when a friend of mine just uploaded her blog. She wrote that she is going to give a birth within 24 hours and it's her first baby.
At that time, I was writing my blog about an experience of 4 years because I just felt that people are really able to be different in 4 year, their habits, thoughts, circumustances and so forth.
I strongly feet it when I look back my past 4 years. Also, I assure that happened to my friends as far as I know about them. A woman who just uploaded the blog before me is one of them. Her life has been changed a lot from what I know in 4 years ago. Now she is about to become a great mother. 

Being a mother is such an amazing, primitive, essential event as human being that was given to only women.
She is going to create a 'birthday' for a person.
She, as a musician friend, gave me so many beautiful and spiritual moments. I cannot thank enough. I personally know that she had some serious and difficult situations for her life.
But now I'm so happy for her that she could overcome these obstacles and finally become a mother.

What kind of person are you going to be in 4 years from now?


2016/11/15

4年経ったら

気がつけばいつもブログが後回し。
最後になんかまとめるようにやってくる。
本当はもっと頻繁に更新したほうがいいんだろうけど、そうそうしょっちゅう自分の内側に入っていけるゆとりはないし、そうでなきゃそこらのタレントみたいに無駄に行を費やして、書いている内容は140文字のツイッターみたいになってしまう。

まとめるタイミングが必要だ。

今日はお気に入りのバーで歌ってきた。行き始めた頃よりその場にいることそのものに緊張しなくなったし、居心地がよくなってきたように思う。

そこに行けば、知っている人に会えるし、気心が知れた友達もいる。同じように音楽を愛する人に会うことができる。

色んな世代の人に会うこともできる。
これからの人、ひと通りやってきた人、別の道で突き進みながらその場に立ち寄る人などなど。

見ていて本当におもしろいなと思う。

こんな生き方できるかな、とか。
どうやったらこんな人生になっていくのかなとか。
彼はこれからどうなるのかなとか。

そんな風に漠然と考えたり。

人生は一瞬では変わらないけど、4年もあれば結構違ったものにできると思う。
4年前の自分がこんな風に生きているとは想像できなかったように、大抵の方々も4年前の自分と今の自分は随分違うんじゃないだろうか。

それは僕のような世代の人たちだけかな。

どうでもいいけど、夜中にファーストフードのお店に寄って、小腹を満たそうなんてのも、今となれば当たり前のように(罪の意識を感じながら)できるけど、そんなことにだって随分緊張したもんだ。

君の4年間はどうだったかな?
あと4年経ったら僕たちみんなどんな風になっているかな。

年の瀬が近付いてきて少し感傷的になったかもしれない。

11月のとある日。

2016/10/29

The Birthday Brother

Yesterday was my oldest brother’s birthday.

I have a family of five. My parents and my brothers are all in Japan. When my friends in Canada ask me, "Do you miss your family?" I answer, "Not really though I miss my friends in Tokyo."

I think it's just because of my personality and the circumstance I grew up in. It's not neglect or hatred whatsoever. I love my family and I respect each one of them. But I don't miss them as much as I miss my friends I met in Tokyo. I assume my family also feels the same way as mine. We are comfortable with taking a certain distance among the family as long as they live independently and keep being healthy. I really appreciate it and I even feel lucky to have them as my family.

When it comes to the relationship among family, there are various types of relationship in the globe. I have never had any kind of serious issues, conflicts and so forth with my brothers or my parents. But I still don't miss them. We are just not that close. I clearly remember lots of fond memories I shared with when I was a kid. But at the same time, it’s easy for me to think of bad memories happened when I was with them as the youngest of the five.

A family is such a special and interesting relationship. My family taught me a society through life experience and treated me with deep affection in their own ways. I'm sure that my fundamental character is given by them.

When I listened to one of my favorite songs, it recalls my oldest brother to my mind. He's the one who told me about this great musician. I never imagined that I would have been listening to it over decades. He led me to the world of music not only by listening to his favorites in our dining room when we lived together but also by singing with the guitar in front of me.
If I recommend you even one song before, it's because I really like you. That's what my oldest brother did to me and I loved it.

Happy birthday, my brother.

2016/10/07

新曲「月の踊り子/ A Dancer on the Moon」について

各種SNSでアップしていっている通り、先日新曲「月の踊り子/ A Dancer on the Moon」をBandcampにアップロードしました。
発売から今までの間に、ダウンロード購入してくれた方に感謝します。

こちらでダウンロード可能です↓↓
https://mellowsymphony.bandcamp.com/

今までに頂いた「ちょっと買い方わからない」の声にこたえるべく、日本語の説明もサイト内に記載したのでこれにより「今回はやり方わかったからダウンロードしたよ」の声をいただいていて、ありがたい限りです。

今作は2016年の「新曲’投げ銭’ダウンロードシリーズ」の第3弾になるわけですが、第1弾の「Love Letter on the Wall」、第2弾の「A Little Price」と続いて本作もインディーミュージックの味方Bandcampでダウンロードできます。投げ銭制とあるのは自分で値段を決めて購入できるので(0円からでもOK)、入力した「あなたの値段」が「この曲の値段」になります。
使い始めた当初は携帯にダウンロードはできなかったのですが、今ではPCでも携帯でもどちらでも購入が可能なようです。
テクノロジーの発展はありがたいですね。

さて、曲の話に戻ります。予定では9月にアップしたかったのですが、使っていたHDDの故障などにより手間取っているうちに10月の頭になってしまいました。とはいえ、無事に2016年3曲目をリリースできて嬉しく思います。

本作はカナダに来てからのメロウのスタイルとはちょっと違うかなと思っています。
何が一番違うってサウンドプロダクションとして、アコースティックサウンドを限りなく減らしてみました。
歓喜の歌」の発表以降、メロウの曲には基本的にアコースティックギターのサウンドが核を担っていました。今回も曲の骨組み作りはアコースティックギターから作っているのですが、それを極力減らしてみようという試みが本作にはありました。
それによりいままでとは少し違った、よりダンサブルで、デジタライズされた音楽を作ることができました。その辺は曲のテーマに沿うことができたかなと思います。

また前作は鍵盤にゲストプレイヤーとしてSiBを召喚しましたが、本作はいつも通り?作詞、作曲、編曲、録音、演奏、編集、デザインとすべてMellow Symphony。相変わらずのD.I.Y精神です。

歌詞についてですが、なんというか、ここだけの話…ちょっとスガシカオ的というか、桑田佳祐的というか(もしかしたら曾我部恵一的ともいえる?)そういう私の尊敬するJPOP界に君臨する天才ミュージシャンの繰り出す「ちょっと下世話な歌の雰囲気」みたいなのを書いてみたかったというのもあります。

また歌の詞が進むに連れて、少しこの主人公が遭遇している?状況のようなものもイメージしながら、楽しんでもらえるんじゃないかと。そういった俗っぽい遊びに興ずる人物像を想像して、そういう人物の中に瞬間的に芽生える憧れにも似た淡い恋心のようなものを切り取ってみました。

短編小説のような世界観の楽しみかたができれば嬉しいです。
もちろん、楽しみ方は人それぞれなので「ああ、メロウシンフォニーの私生活ってこんな感じかな」とか 笑
そういう楽しみ方ももちろん歓迎です!!

一番嬉しいのは、みんなが聞いてどんな印象を持ったのか、あなたの言葉でそれを伝えようとしてくれる時。
そしてこの曲があなたのちょっとした思い出にひとつ、寄り添うことができれば最高に幸せです。

2016/10/04

バンクーバーを覗いてみた。

先月のこと、ひょんなことからバンクーバーに行ってきた。

将来のことを少し考えたりしながら。
なんちうか人生って変化したほうがいいよね。

ずーっと変化しないでいるとさ、変わらないことは居心地いいことも多いと思うけど、変わった方がいい時に変われなくなっちゃうような気がするよね。
筋肉もずっと使わないと衰えるみたいに。

まぁ、そんなことを頭によぎらせたりしながら、
とにかく見てきた。

バンクーバーの印象は、

食事が美味しかった(魚とか)。
海と山と都市があった。
思ったより大きかった。ってか、結構広かった。
坂道が多かった。


なんかそんなイメージ。
大体分かるのって、そんなもんなのかもね。
街の音楽にあまり触れる機会がなかったのが残念だったけど。

東京にいたときにも後で思ったけど、
結局その街を好きになるかどうかって出会う人によると思うもんね。

新しい人との出会いがそれほど会ったわけではないので
バンクーバーが好きになるかどうかは半々くらいかな。
モントリオールのほうが「あ、この街好きかも」って最初の頃から思ったな。

トロントは好きだよ。
なんか、悪くないよ。

もっともっとできることあると思うんだけど。
もっともっと僕ができること、やるためには頑張らなくちゃいけないことあるんだけど。

30歳も過ぎて、あっという間に人生を重ねているけど
まだまだ挑戦してもいいかなぁと思っている。
まだまだ挑戦してもいいよな?

なんかリミットがあるような気がしているのはどうしてだい?
僕のなかになんか沸いているんじゃないのかい?


それ、本当に重要かな?
わくわくする方はどっちかな。


2016/09/30

実際にやってみた、夏。

9月が終わる。時はいつも流れていく。
アッという間に。

トロントはもう秋の雰囲気を漂わせている、ちょっとした雨季というか。8月が終わると気温の低い日がちょこちょこと出始めて、なんとなく気が付かないうちに「あれ?最近、涼しい日のほうが多くない?」と思う頃にはもう秋で、冬はすぐそこである。

今年の夏は、カナディアンの友達から聞くような夏の過ごし方をしてみたいと思っていた。

夏休みは、コテージ(別荘だよね、いわゆる)へ行ってのんびり自然と戯れる。

これが僕のやってみたかった、カナディアン(トロントにいるカナダ人かな)のステレオタイプ的な夏の楽しみかた。

カナディアンの家族はある程度裕福な家庭なら「コテージ」をトロントから少しでた田舎街の湖際に持っていて、彼らはそこで夏休みを過ごしたりする。避暑地の別荘みたいな感じだろうか。
都会の喧騒から離れ、湖のほとりでのんびり家族で時間を過ごす。湖で釣りをしたり、泳いだり、カヌーを漕いだり、カードゲームをしたり、バーベキューをしたり、キャンプファイヤーを囲んでマシュマロを少し焼いて食べたり…そんな風に楽しむ過ごし方がある。

そんな過ごし方をしてみたいなぁと思っていたら、コテージは借りれるところもあるということで、そういった「都会を離れて自然と戯れる夏の過ごし方」に詳しい友達からいくつか誘いをもらい、幸運にも何度か行ってくることができた。

みんなそれぞれにちょっとした指向は持っているが、基本的には大自然のほうへ行き、車の音もほとんど聞こえてこないような自然に囲まれて、のんびりした時間を過ごす。今年の夏はありだたいことにそんな週末があった。

なかなか素敵だった。

そういった空間には、生楽器(アコースティックギターやウクレレなど)がよく似合うのだが、僕みたいなやつが行くと大抵「あれ、歌って!」「あの曲、弾いて!」などのリクエスト攻撃にあう。それはそれで有り難いことなのかもしれないけど。
途中から、カラオケボックスやジュークボックスの気持ちになってくることがあるので、ちょっとそれはそれで考えものである。

ミュージシャンと一緒に行ったら最高なんだろうなぁと東京で出会った音楽仲間と井之頭公園でジャカジャカやったことを回想したりする。


最近、アートに触れているかな…自分に問いかける。音楽以外のアートカルチャーに触れているかな?なんだか胸がそわそわする。

でもきっと願って、行動していたら、できるかな。
今年の夏がそうだったみたいに。

もっと音楽と、それを愛する仲間とたくさん出会って、時間をともにしていきたいな。

2016/08/29

不思議の国のナディア

数週間前のこと、ひょんな偶然が重なって手相をみてもらってきた。

そもそも日本でお金払って占いをしてもらったことすらないのに、本当に偶然が重なったのだ。
しかもそこの占い(こっちではPsychicっていうかな)は近所にあるのだが、普段通り過ぎる時にあまりオープンしているのを見かけない。
そもそもサイキックだなんて、なんと嘘くさい商売なのだろう?と思わせるような風貌の店構えなのだ。
しかも後日改めてその辺りを注視していると空いている日と空いてない日がほんとにまばらだ。

僕がみてもらった日もたまたま空いていたのか、とにかく思い切って予約もしてないのに入ってみると、待ち受けていた少し恰幅の良い若い女性「ナディア」は快く招き入れてくれた。中はただの民家…というか、普通に人が住んでいる「部屋」。ナディアとその家族が住んでいるのだろうか。その部屋の片隅に占い用のテーブルが置いてある。ちなみに部屋はリビングルームのようで子供がPS4かなんかで遊んだ後があった。
その部屋の片隅の占いテーブルには、水晶だのタロットだの、ミステリアスな趣のアイテムが所狭しと並んでいる。 
とりあえず座って手の平を見せて、話を聞いてみた。

周りの人に言わせると僕はそういうものに対して懐疑的なイメージを持っていると思われているようだが、とんでもない。僕は目に見えないものを信じているし、世界はそういうものと密接な関係性が常にあると思っている。

それで…、お話を聞いているとまぁ当たるは当たる。僕の手相をみては、その線の解説をしながら、聞いてくる過去の経験や僕の性格が、ガンガン的を得ているのだ。
もちろんちょっとした心理学的なトリックなどもあると思うが、それを含めても素晴らしかった。一つの技を眼の前で披露してもらったような気持ちだった。

一通り話が終わって何か質問がないか?と聞かれて、僕は『どうしてそんなに分かるの?』と聞くのが精一杯であった。

彼女は曾祖母の世代から4代に渡って代々占いをやってきているらしく、彼女の家系の女性は必ずやるのだとか。

本領発揮はタロットカードらしく、ナディアは『気に入ってくれたなら、次はタロットに来るといいわよ』と言っていた。(後日聞いた話によるとタロットは3ヶ月前後のみをみるものらしい)

彼女は僕に『西側に興味はある?良い線が出ているわ』とのことで、西側(カナダのらしい)に何か僕のいい運気があるのだとか、さて、どうだろう。試しに今度行ってみようかなと思う。

後日友人にその話をしたら、翌週には早速ナディアに会いに行ってみてもらったそうだ。
詳細をきくと、2人で行ったうちの1人が『西側に興味はある?』と聞かれたのだとか。

さて、ナディアの言葉の重みやいかに。(ちなみに手書きのフライヤーには「精度90%」と書いてあったよ)

2016/08/06

犬もあるけば

トロントにも夏がきて、僕の知る限りでは例年にない暑さをもたらせて、街ゆく人たちの挨拶にも「暑いね〜」が飛び交っているような気がする。少なくとも僕の周りでは。

そんな暑いなか、快適(ではない部分があるのは認めなくてはならない)な自室へ閉じこもらないように、そして少しでもより多くの「音楽愛好家」に出会うべく、夜は時間を見つけては街へ繰り出し歌うことをしている。限界に挑戦するほど頻繁ではないけど、疲れたりしていても出ていくとなんか素敵なことがあったり、新しい感覚に出会えたりするから好きだ。
街へ繰り出して歌うというのは、この場合路上ではなくオープンマイク。トロントの街中にあるバーで開かれている誰でも参加できるイベント。

そういうのに参加して音楽(とお酒も?)大好きな人たちが集まる場所で人と交流を深めたり、腕試ししたり…そんなことがこの街では連日どこかで起きている。

先日歌いに行ったところは、地元の人に愛されているちょっとナイスなエリアの一角にあるバーである。
入ってくるお客さんたちを見ていると分かるけど、常連らしき人が多く、お客さん同士も店員も顔なじみといったようだ。
店にお客が入ってきては「おーい、元気?どうしてた?」みたいな会話を他の客としながら握手したり、拳をぶつけたり、肩をぶつけてみたり、ハグしてみたりしている。(挨拶の形も様々だ)

そんなお店でこの日は歌った。
イベントのオーガナイザーも知り合いだし、気持ちよくできたんだけど、それだけじゃなく今日は加えて素晴らしいことがあった。

お客さんのなかに一人少年がいた。小学生くらいだと思う。お父さんが常連らしく、お父さんは店内の色んな人に(例の様々あるタイプの)挨拶をかわしていた。その息子がオーガナイザーの一人に誘われ、僕の演奏中にカホンで参加してきた。

決して上手ではなかったけど、彼は一生懸命教えてもらいながら叩こうとする。
何とも微笑ましい瞬間で終わった後、少年に称賛の拍手が沸き起こり、僕も彼と(例の)握手をした。

あの感じは、石巻で「R」に参加したときみたいな、その場所に大人から子供まで、カップルや親子連れもいたり、音楽が大好きな人が集まって、…というそういう空間が確かにあったように思う。

トロントは至るところでフリーコンサートなどの生演奏を聴ける機会があり、子供がそういう風に音楽や文化的なものに触れられる瞬間がよくある。今回のようにバーで…っていうのはさすがにそこまでないけど。
僕はそういう文化はすごく好きだ。もちろん日本のように子供には子供の、大人には大人の…というのがあって、「子供の頃はできなかった、やらせてもらえなかったけど、大人になってようやくやりたいことができる」みたいな一種のバネの反発力みたいなこともあると思うけど。
なんせ音楽だし、大人と一緒にできることで彼らが子供の頃に吸収できることもたくさんあるんじゃないか。
そう思うと日本でももっとこういう空間が当たり前にたくさんあってもいいんじゃないかなどと思う。

彼が携帯を使って、他の人の演奏を撮影したり、演者の目の前に座って食い入るように見詰めている姿をみて、僕もいいぞう!と思って応援したい気持ちになった。

帰り際、男の子をカホンとして参加させたオーガナイザーの友人が「しんごに断りもせずに、勝手に少年に叩かせてごめん」みたいなことを言っていたけど、「いいことじゃん、そうやって未来のミュージシャンを育てなくっちゃ」なんて会話をして盛り上がった。

2016/07/15

つだげんしゅ

減酒している。
先日ウイスキーに関するブログを上げたが実は先月くらいから酒の量を減らしてみることを意識し始めた。
これはなんというか若干くだらないのだが、複雑な理由で連日葛藤?しているのだ。
キッカケは僕の友達「津田くん」に言われたからだ。津田くんは日本の名字こそかろうじて維持しているものの、生まれも育ちもここカナダ。いわゆる日系カナディアンである。両親はおろか、祖父母ですら全くといっていいほど日本語がしゃべれない(けど実家の犬の名前は「まりこ」という)。
そんな彼は精神科のスペシャリスト。日夜病院内外で患者さんにより豊かな人生を送ってもらうためにタフな仕事を笑顔でこなす、正義の漢である。
彼は仕事柄、ドラッグ、酒、タバコなど各種依存性のあるものについても調べてきているそうだ。
そんな津田くんと会話しているときにふと、「酒はほとんど毎日飲んでいる」という僕のお酒好きストーリーにチラッと触れた。
すると即座に彼の目の色が変わり「しんご、毎日飲んでいるのか?どれくらいの量だ?どれくらい酔うのか?」などと訊問のような質問が続き、
「あのね、辞めろとは言わないよ。でも気をつけたほうがいいよ。」「アルコールは依存性が高い上に、健康に害を及ぼす。僕はそういう人をたくさん見てきているからね。」
と言われ、僕も一生懸命自分はただの酒の愛飲家であることを主張し、依存などしていないと自己肯定を試みたが。自分でも言いながら「依存していない」という本人の言葉ほど説得力にかけるものもないなと思い、これ以上正当性の主張をしても無駄だと諦めた。
変わりに行動で示すよりほかはあるまい、ということで始めたのが減酒である。
それから1日置いてみたり、3日に一度くらいの「休肝日」なるものを設けたり、規則性こそないが確実にアルコールを消費する量が減っている。

果たして効果というか、身体に効能をもたらしているのか?

これが正直よく分からない。

こういうのは本来日本なら健康診断でも行ったナイスミドルの方あたりが「いやぁ、ガンマじーでーぴーがなんたらかんたら…」とか言ってはじまる流れのハズである。
そうでもない限り、私のような愚かな人間は、数少ないドラッグを合法化されている日本人の一員として、割りと「ダメージが表出する時期まで」習慣的に飲んでも不思議じゃないと思う。

幸か不幸かこんな機会を与えられた以上、やるしかない。(そもそも減酒の前に運動する機会を増やさないといかん)

そしてどんどん健康的になっていく私はもう破滅型ロックミュージシャンの仲間にはなれないだろう。

それに対する罪悪感というか、ロックに対する後ろめたさのようなものすら若干感じながらも私の減酒は、著しいかたちではないながらも気ままに、ゆるりと続くのである。

2016/07/06

本物に出会う

5月の初旬頃だったか、随分日が経ってしまって細かいことがうろ覚えになってきているのだが、印象的なじいちゃんにあったことを記録しておきたい。

帰り道、酒屋に寄ったときのこと。トロントでお酒を買えるところは限られている。例えばウイスキーが買いたかったから行くべき場所は一か所しかない。LCBOと呼ばれるリカーストアである。
売ってる場所が一か所ってのは価格競争が生まれにくいから、不健全じゃないのかねぇ、経済の仕組みとして。ねぇ、どうなの?ねぇねぇ。


まぁ、それはさておき。そのLCBOに行ったときの話。なんとなく個人的にウイスキー熱が再度盛り上がってきている気がしていた。ただのマイブームだけど。気になるウイスキーを色々試して、へぇーコレってこんな味なんだなぁってのを1人で楽しむ…という。一時期そうやってカナディアンウイスキーを結構試したのだが、久々にまた幾つか新しいのを試してみたい気持ちに駆られていた。
そこで酒屋に行き、カナディアンウイスキーを物色していたところ、なかに産地がAlberta州のものがあった。
アルバータといえば、ちょっと前にFort McMurrayというエリアが山火事によりとんでもない広範囲に火が及び、家屋などを焼き尽くしてしまうという大惨事があったところだ。
そこでなんとなく「アルバータ産のウイスキーを買ったら、少しは彼らの復興に貢献できるだろうか」などと考えて、ぼーっとボトルを手に取りラベルを眺めていた。

日本にもあるじゃないですか、「地産のものを買って、応援しよう!」っていうあれ。そんなことを考えていた矢先。
横から「ウイスキーなら、こいつが間違いない…」と全然違うボトルの前でぶつぶつ言う人がいる。

その初老の男は僕に話しかけていた。
見るとそのボトルにはハワイアンの女の子がフラダンスを踊るイラストがある。つまり明らかにカナダ産ではない。


ちなみにそういう「通りすがりの人」が突然会話をふっかけてくるのもここではよくある。カナダの人柄なんじゃないかとも思うし、人口が少なく、発展している都市とはいえ、まだ東京やニューヨークほど人に疲れていないような感じがあるからか、街を歩けばたまたま隣あった人がとても自然に話しかけてきて、相手もとても自然に会話につきあう。そんな景色はこの街の日常茶飯事である。(そして僕はそういうの人間らしくて好き)

さて、その初老。
僕の意図も知らずに、めちゃめちゃラベルの女の子がフラダンスしているウイスキーを進めてくる。
ちなみに彼はフレンドリーで酒に詳しい人…というより、ウイスキーなどの酒をかっくらって、昼間っから酔っ払うようなタイプ…の見た目をしている(見た目がそうだからといって、本当にその人がそういう人間かはわからない)。

僕の反応も待たずに、独り言と語りかけの絶妙なバランス感で彼は説明を続けている。
僕も割って入るように彼に理由を伝えて、「アルバータ州で山火事があったからっていうのもあるし、単純にこのウイスキーを試してみたいんだよね」というと彼は、「ふん。なるほどな、そういう感情的な理由で買うのも結構だが、それじゃあ本当にうまいウイスキーには出会えないぜ。このウイスキーはな、原材料にあれを使っていて…」と引き続き解説を始めた。

正直、その説明もよく分からないので「ありがとう。考えるよ。」と言って、話をやや強引に断ち切った。

その後も数分僕はウイスキー棚を眺めながら迷った挙句、結局両方を買うことにした。

よかれと思ってアルバータのウイスキーを買おうかと思ったが、おっちゃんにそこまで言われると俄然ハワイっぽいウイスキーも気になってきた。考えてみたらうまい酒を飲めるに越したことはない。


帰って、よく見たらそれはウイスキーではなく「ラム」であった。

そして飲んでみたら確かに美味かった…


あのおっちゃんは一体…


2016/06/12

丸3日抜き

先日のこと。
帰り道で、うっかり出先に携帯を忘れてきてしまっていることに気が付いた。
なくしたわけではなく、安全な場所に置いてきただけなのでまぁいいかなと思い、取りに戻らずそのまま放置することにした。
かくして、何年ぶりかの「携帯電話不携帯」を敢行することになった。そんな時、僕の頭のなかでは心なしかワクワクが溢れてくる。普段の生活をちょっと変えてみるだけでワクワクが得られるなんて素晴らしいじゃないか。
このテクノロジー時代に携帯電話を持たないというのはなかなかパンチが強い。10年くらい前ならかろうじて見つけることができた「わたし、携帯いらないんで持ってません」みたいな大人たちも、昨今では見つけるのは更に難しいんじゃなかろうか。もちろん、田舎に住むお年寄りなどは別だが、それとてかなり普及して多くの当時持っていなかったお年寄り世代くらいに、今なっているお年寄りは持っているんではなかろうか。

まぁ、その辺の統計はどこかに任せておくとして。


携帯がない生活。

デジタルデトックスとかなんとか呼ぶ人もいるらしい。溜まるもんでもないような気がするが。

さて、まぁ、結論から言うと大したことなかった。パソコンを使っていたからだろうか。(そう、PCは使っていた)

多分、本を読む時間は増えた。SNSに費やす時間が減った。音楽を聴く時間も少し減った。移動中、時間が分からなかった。仕事の連絡ができずに不便だった。

といったところか。

もしかしてSNSくらいだろうか、自分にとって良さそうな点になりそうなとこと言えば。無駄に時間を費やさないように使えばとても便利なツールだ。まぁ、無駄に時間を費やすためのツールみたいなもんかもしれないが。

それと移動中に音楽を聴くのが多いから、携帯はその辺で音楽を聴く部分を担ってもいるんだなということ。

こういう生活をした時に、生きれなくもないが多少不便を感じくらいのバランスの方が、テクノロジーと上手に付き合えているような気がする。

PCまでなかったら、違ったろうなぁ。


テクノロジー時代の権化のような携帯電話(もちろん、まだPCが残っているけど!)。あなたなら、その欲望に打ち勝ち、テクノロジーの主人となることができているだろうか。


2016/06/06

新曲「A Little Prince」について、強力なサポーター。

6月1日にリリースした新曲「A Little Prince」

なんかもとの曲は随分前にできていたんだけど、(例により?)なかなか仕上げまで持っていけず、うじうじしているところで、ようやく進めるためのアイディアが浮かび、ほぼ完成へと近づいたところで今度はタイミングが悪く、なんだかリリースできずに日々が過ぎ。そんな風にして4月、5月を過ごしていた。
5月が終わるときに、自分にとって節目のタイミングであることに気がついた。そうか4年になるんだった。この国で、やれることやってみよう。あの時のまま同じ環境に生き続けるなら、違うこと、やりたかったことやってみよう。そんな風にして、降り立ったトロントの地。それから4年。
なんとか今でも生きている。どうだ、生きているぞ!
やりたいと思ったことやりながら、しょっぱい思いもしながら、それでも成長しつづけようって少しずつ何か探して、学んで、試して、人と出会って、話して、嬉しい思いも悲しい思いもして、日常の喜びを噛み締めたりもしながら、いつも音楽と一緒にあって。生きている。

そんなことを考えていたら、「今なんじゃないか」と思った。この曲に詰め込んだメッセージ「君にあえてよかった」そういう思いは、今の節目ととてもリンクした。生きてこれたのはたくさんの出会いがあったから。人に出会って、助けてもらって、気持ちとかそういう色んなもの交換してきたから。そう思ったらなんとかここで仕上げたくなって、そこからぐわーっと詰め込んで、完成まで持っていった。
相変わらず自分の勉強不足や、技術不足の側面でぐしゃぐしゃと思う部分はあるにせよ、今回は素敵な協力を2人のアーティストから得ることができて、いい形に持っていけたと思う。

ピアノとオルガンを担当してくれたSibはシンガーソングライター。以前にもブログに書いたことがあるが、彼はとにかくとてもイイやつで、何か不思議な力を持っているやつで、好きな男だ。テクノロジーの力を借りて、遠くベルリンから力強くも軽やかでユーモアのあるサウンドを届けてくれた。

ジャケットは自分でデザインしたのだが、端っこに森に座る感じで小さな男の子がちょこんと座っている。このイラストは先日動画用に楽曲を提供したイラストレーターminさんによる作品だ。以前にひょんなことからこのイラストを描いていただくことがあり、キープしていたのだが「この節目にリリースしよう!」と決めた日に僕の好きなトロントの景色を撮影し、その写真と組み合わせて使った。

楽曲については前回同様、投げ銭ダウンロードの形式をとっているので、0円からダウンロードができるようになっている。
英語のサイトに馴染みのない人にはちょっと分かり難いかもしれないのでまた改めて(以前にも載せたけど)今度ちょっとした手順でも載せてみようかと思う。
※ちなみに前回載せたダウンロード手順はコチラ

2016/05/24

とにかくイイヤツだっていうこと

何かが違う、だけどとにかくイイヤツだっていうこと、そんな風に落ち着く。
トロントに来てから色んな人に会ってきた。日本人に始まり、アジア系、アフリカ系、ヨーロッパ系やいわゆるカナダ人とか、そうじゃない人も含めてとにかくたくさんの人に会って話してきた。
なんだろう、こりゃ。
変な話日本でもたっくさんのいい人には会って、俺は彼らに会えて本当によかったと思っているけど。
どうも違う。なんか違う気質を持っているぞ、この人たち。
んで、僕はつくづくそういう人たちに会って、たくさん話を聞かせてもらい、刺激をもらい、なんていい人なんだろうとか、そんな風に感じてきた。もちろん、いい人ばかりではないけど。
ここで会った日本人にガッカリするようなことはあったし(それがあくまで一方的な見解であることは言うまでもない)、ここで会う日本人じゃない人にはあまりガッカリすることが少ない。

それは期待値が低いのか、「異文化」として受け入れることにこちらの準備ができているからなのか、そういう最初から「自分の感覚値とはズレている」と思うから…みたいな観点がある意味助けてくれるようなことがあるなと思う。

カナダにいる人が善人ばかりだという話などではもちろんない。

とにかくこの街で僕が出会うヤツには驚くほどイイヤツがいて、東京で出会った大好きな仲間とはまた別の意味で好きになってしまうやつらがいるんだ、ということ。それを伝えておこうと思う。
街に対する善し悪しは、出会う人によって変わるからね。

いいひとがいる、日本食が食べれるお店にて。

2016/05/09

Record Store Day

4月のことを思い出して少し書いておく。レコードストアデイは4月16日だった。
あの時期は、まだまだ寒い日が続いていたが、その日は特に日差しが眩しく、気温が上がってかなり心地よい午後だった。

落ち込みがちな日々を過ごしていた。どうやって日々を生活するのがいいのかなんて考えたりして。

すっかりその日がRecord store dayであることも忘れて、トボトボと春の陽気のなかを彷徨うように散歩していた。
歩きながら、度々行くレコード屋が近所にあることを思い出し、ふとそっちの方へ歩くことにした。レコードを買うような気分じゃなかった気がするが、なんか気を紛らわしたかった。

立ち寄ってふと、「あれ?そろそろレコードストアデイじゃないか?」と思い出し、店頭の安いレコード(1枚1ドル)を物色しているとそこに「レコードストアデイにつき、50%オフ」と貼ってあることに気が付いた。1枚50セント(50円弱)ってどんだけ安いんだよと心のなかでツッコミ、なんだか少し気持ちが和らいだ気がして引き続き物色していたら好きなアーティストのアルバムを見つけたりして、ちょっと気持ちが上がった。

欲しいCDを散々探し回って移動した高校生くらいの頃のあの感覚となんら変わっていない感情だった。

会計の時に店員さんと「今日レコードストアデイだよね?」なんて話しながら、朝イチに出来ていた行列の話などを聞き、この街にも音楽大好きな人がいるんだなと嬉しい気持ちになっていた。

会計後、レジの脇に特大のホールケーキがあることに気付き「それってレコードストアデイのお祝い?」と聞いたらそうだったらしく、よく見ると一部切り取られていたがケーキの上の部分はレコード盤になっていた。店員さんが「いる?」と聞いてひとり分切ってくれたので特大のケーキのカットをレジ脇で頬張るという不思議な体験をして、ごちそうさまをしてお店を後にした。
皿に乗り切らないほどの特大ケーキ

なんだか日常っぽい非日常だった。


買ったレコード

2016/05/05

春のように

5月になった。
2016年のはじまりから、瞬く間にすでに5月。前回かろうじて3月のつま先に触れた気がするが、あっという間に4月が終わっていた。新しいプロジェクトや出会い、別れ、新しいイベントを経験しながら学び、吸収し、もがきながらも歩き続けている。
そんな手応えだ。

新曲のレコーディングに素晴らしいゲストプレイヤーを招いて、レコーディングはもう終わって、リリースのことを考えていた。
そうこうしているうちに熊本と大分で大きな地震が発生し、日本人らしくまんまと「自粛ムード」というか、誰かがいうところの「擬似被災(?)」というような状況に陥りかけた。しかし、そんな自分がいかに愚かで脆い発想を抱いていたのかと思い直していた。
そして自分にできることは何か考え、募金し、周りの人と話し、情報は随時見るようにしながらも日々を健康に過ごすことに改めて従事することにした。
新曲のタイトルを「Shooting Star」という仮タイトルから「A Little Prince」にした。そんな矢先に偉大なるミュージシャンであるPrinceの悲報に触れ。驚きながらも彼の偉大さを讃える記事に目を通しては、感銘を受けていた。

何があるか、本当に分からないものだな。

かの地にいる方々が、一日でも早く穏やかな日々を取り戻せるようにと願い。
必ずいつかその地を訪れたいなとも思っている。

たまに書くときまって文章のまとまりが悪い。積もったものを下ろすだけで精一杯というか。もう少しまとめるには、もうちょっとこまめにブログも更新しないとね。
まるであったかいんだか寒いんだか、そんな日々がぐるぐると巡ってくるトロントの春のように、忙しく上昇下降を繰り返す。

気がつけば夏になっているのかな。


2016/03/29

あぁ、音楽!

1日ずつはそうでもないのに、
ちゃんと噛みしめようとしていると、目まぐるしいスピードで1週間が過ぎて行ったりする。
そんな勢いで日々を過ごしている。

毎日誰かと会って、話して話して、ギター弾いたりとか、歌をうたったりとか、
簡単に言うとそんな風に日々を過ごしている。


そんな中、前作「Love Letter on the Wall」からもうすぐ3ヶ月経っちゃうんだけど。今は新しい曲に取り掛かっている。今年リリースしたい2曲目のうた。
今回はシンプルに仕上げながら、コラボレーションも試みているので今はその段階。

そんな中、しばらく気になっていた僕の敬愛するアーティスト中村一義の新作「海賊盤」を配信ゲットした。日本にいたらCDで買いたいんだけど今回は遠方からということで配信でゲット。のっけからワクワクするような歌が満載で、じわじわくるような曲もあって、聞いているそばからもう脳内ドーパミンが止まらない感じ。
新しい視点を見せてくれるような、新しい音楽感を提示してくれるような、それをポップス/ロックフィールドでやってのけるこの人はホントすごいよ。
「あの頃流行った懐かしい何か」ばかりに頼っている現代の(特に日本の)音楽業界が持っている気質にグサリと突き刺す感じがあるよ。
と私は信じてやまないのです。

みなさんにもオススメです。


とにかくね、そうやって素晴らしい音楽に囲まれたときに、
胸がわくわくするようなその感じって何にもかえがたいんじゃないかなって思う。

世界中の人に他にも似たようなものがあるんじゃないかとも思うけどね。僕にはそれ、音楽かな。

音楽が押してくれるツボが最高に効くんだ。


2016/03/08

His Story's Melody(Japanese Lyrics)

His Story's Melody

愉快な願望 僕はもう不快
このままじゃ何も終われない
花に歌を 木に声を 夢見る子供たちへのブルーノート

春の物語忘れずに 今も胸に響き続けているよ
見失わないで

増える過去 消える未来
今できることに全てを

ただの夢だったなんて 悟り顔で言いたくない
だから行こう ほんの少しでも少しでも
ほら 背伸びしてさ 上向こう 空晴れ渡る


甘い幻に埋もれ 憧れだけ抱いている
ここに今いるよ 全ての確かなものは現在

君は明朗 僕は妬む
独りで苦しむことも知らず
僕ら並ぼう いつの日か 朝日に告げるメロディックマイナー


はにぃ(Japanese Lyrics)

はにぃ

そっちを向くなよ はにぃ 受け止めるその眼
汚れた僕の視線を浄化して 満たされて目を閉じるまで

見てるだけでいい 君の楽しそうな笑い顔を
今はそれでいい 自信を持って言えるよ

話を聞いてよ はにぃ 受け止めるその眼
しなびた僕の心をそっと触れて 潤しておくれ 解けるまで


話を聞かせて はにぃ 昨夜の夢物語
思い出して

見てるだけでいい 今はそう思うんだ らららら
いつか満たされれば この欲は限りなく


意識の曲がるこの街に星が流れ…
意識も曲がるこの街で星を眺め…

2016/02/24

WIONI歌詞キャンペーン終了

爪を切った。
悪いものをそぎ落とすように、長くなった爪を切り、削り、ちょっとすっきりした気持ちになりながら何だか日々のことを思い出していた。
ここひと月くらいあっという間に過ぎていったんだけど、2016年がはじまってからの2ヶ月もあっという間に過ぎようとしている。

たくさんの機会を思い出している。
出会いの機会や別れの機会、そういったものから学びの機会、発見の機会、思考の機会、挑戦の機会、自分自身を解放する機会、創作する機会、与える機会などなど。
あっという間に過ぎていくと感じるほど、すでに色んなことが起きているんだろう、2016年。

結局ひと月くらいかけてアップロードした「歌詞キャンペーン」が終了し、WIONIを思い出す機会もひと段落。
聴いてくれるリスナーがいて、そういうリスナーがはっきり「聞いていますよ!」と言ってくれるということで、背中をおされるような気持ちになったりもする。
ありがたいじゃないか。

今年はあとどんな機会に出会えていけるかな。
WIONIを作った時に、毎日のように目黒川のほとりを自転車を押しながらヘッドフォンやイヤフォンでレコーディング中の作品を連日聴きまくっていたことを思い出す。
最近はそんな風な時間の掛け方をしようと考えていないけど、あの時得たものや得られなかったものを考えながら次のステップに繋げていきたいと思っている、いつもそう思っている。
理想の形があって、そのために必要なものがあって、その必要なものを得るために必要なものがあって、その必要なものを得るために必要なものを得るには必要なものが…ぶつぶつぶつ
そういう時に思考が止まりかける。

しっかりしなくちゃ。進めるために。

風邪にやられていた10日くらいの期間をようやく乗り越えたので、またどこかに歌いに行く回数も増やしていきたいと思う。
そこでまた機会の歯車がぐるりと動いたりもすると思うから。


2016/02/17

エンゲージ(Japanese Lyrics)


上手に踊るコに興味はないのさ
ぎこちなく奇妙に踏むステップ
波に揺れ 足もつれても
無邪気に笑う

今も残る傷は深くても
誰かに優しさ与える
忘れていたもの 取り返すのさ
全てを包み込む

その形は今見えているのか
視界は予想以上に暗い
答えなどないと気が付いたら
迷わず胸に描く

心が叫んだのならば
それが僕らのルートだ
戸惑いも嘆きも詰めて進む
いつだって僕らはそうだ

手を振り去るコに用はないのさ
僕らはもっともっともっと話したい
アツい気持ち分かち合うのさ
光が増しますように

その気持ちは今揺れているのか
暗闇は予想以上に深い
答えなどないと気が付いたら
止まらずに走ってゆく

心が叫んだのかどうか
それが僕らのルールだ
苦しみも痛みも詰めて進む
いつだって僕らはそうだ

ぎこちない世界はいつもそう
ここは僕らのダンスフロアー
疲れ果てるまで踊り明かそう
全てを包み込む
君と踊りたいのさ


We can dance!!!

2016/02/07

notebook(Japanese Lyrics)


恋をしたのは 20年前かな
あれからほとんどさ 変わっていないけど
動き出す電車 川の向こう側
わくわくするよな 歌いたくなるよな

Hello Hello... 呼ぶよ

旅をしたのは いつ以来だったか
大半シナリオは 決まっていないけど
空気がよかったり 温泉があったり
何でもいいよな 何処だっていいよな

Hello...
C'mon C'mon... 行こう

カネなら無くて問題ない
夜空に無限のスターライト スターライト
このままだって僕らは最高

陽気に手足鳴らして
騒ごうぜみんなで オールデイ オールナイト
今でもそうさ僕らは最高


僕らは最高

2016/02/04

Lullaby of Bubble(Japanese Lyrics)


ここには天使がいた 誰も信じないだろうけど
頭の上に輪のある 黒が似合うLover
向かい合えば愛が 優しい光をまとう
みんなが会いたくなる 地球に舞い降りた人

まるで未来など 何も見られないくらい
せまくて 少しの揺れも許せないくらい
遠くをずっと見ていた 僕に

「奇跡はある」
君を見て知った I know...

何も無いけど 小さな喜びがあった そこには
並ぶ二人の流れる川を 眺めて何度も笑った

あの日と同じ風吹いた
僕は風にまかせて 泣いた

ここには天使がいた 誰も信じないだろうけど
心に羽根の生えた 空に近いLover
向かい合えば雨が 突然晴れになろうと

不思議と信じたくなる 鳥のように自由な人

2016/02/02

何もない部屋(Japanese Lyrics)


何もない部屋で君と二人きり
そんな場面になったら 僕らはどうする
多分ずっとおしゃべりする
とても簡単な事 それはとても素敵な事

何もない部屋の中にギターだけあって
君と二人きりになったら 僕らはどうする
多分ずっとうたっている
お互いの好きな曲を順番にうたっている

何もないこの部屋にCDを持ち寄り
見付けた素敵な音楽と 僕ら二人きり
多分ずっと音楽聴く
「最高だね」ってつぶやいたり
思わず笑っちゃったり

二人で居られればそれ以外
要らない
君も同じように感じていたら
嬉しいな

何もないこの部屋は色んなものが増えて
今は何でもある部屋に君と二人きり
多分二人は何もせず
君の体温を感じる事だけをしていよう

何でもある部屋の中で

ぼく一人きり

2016/01/30

YOUCO(Japanese Lyrics)


しかめっ面で笑えないのかいまだ
思い出すのは あの天真爛漫な笑顔
仏頂面で行けると思うかいまだ
会いたくなると街の夕暮れにじむ風が囁いた

君はゆうこ ゆうこ 夕日の中で産まれた
僕の目にはまだ その真実は見えていない
君はゆうこ ゆうこ 夕日の中で産まれた
僕の目にはまだ その真実は見えていない

飾らぬ振る舞いに憧れて僕もまた
思い出すのさ いつも楽しく話すその笑顔
季節流れて全て終わる瞬間まで
変わらずそこにある色あせない虹の向こう側

君はゆうこ ゆうこ 夕日の中で産まれた
夜空に浮かべた願いを夢に描くんだ
君はゆうこ ゆうこ 夕日の中で産まれた
忘れないよまだ優しく響く愛のうた

幸せになれ だいごの空高く
部屋の隅っこの闇も 優しいかがり火が照らしている

君はゆうこ ゆうこ 夕日の中で産まれた
僕の目にはまだ その真実は見えていない
君はゆうこ ゆうこ 夕日の中で産まれた
僕の目にはまだ その真実は見えていない
君はゆうこ ゆうこ 夕日の中で産まれた
夜空に浮かべた願いを夢に描くんだ
君はゆうこ ゆうこ 夕日の中で産まれた
忘れないよまだ優しく響く愛のうた
君はゆうこ ゆうこ


夕日の中で産まれたんだね

2016/01/28

Pale(Japanese Lyrics)


愛と言えばカタイから
クレバーで居られないかな
前そういえばオンナから
フォーエバー語られたりして
「あぁそう なら婚約すれば」
冷静な声 返していたっけな

邪悪な暗い 氏も
まだ殻破壊していないだけで
出会えば芽生えるさ

この回るまわるマワル...

巡り巡るローリングデイズ
揺れる心が 震える胸が
消える孤独ロンリーデイズ
死ぬまで意味がつかみ切れない

夢に出ない あれ以来
遠いよもう 会えないの
不安定この上ない 耐えれない
左手つないで欲しいな

夢に出ない あれ以来
遠いよもう 会えないの
不安定この上ない 耐えれない

左手つないで欲しいな

2016/01/24

ナナ(Japanese Lyrics)


そよ風がきれいだから
君の名を呼んでみるんだ

わあわあわあ
騒がなくていい
風がそっと届けるから

その手からこぼれる
優しいメロディーは
私の名前をちゃんと呼んでいる

なんて素敵な話

2016/01/23

Talk too much(Japanese Lyrics)


時計の曲がり角で明日を占う
「ねぇ 知ってる
暗示を掛けられているのさ」

They say … They say …
Your talk's too much

君が汚いことも きれいなところも
もう知ってる
だって二人は選ばれていた

They say … They say …

Look like you

2016/01/21

Sug(Japanese Lyrics)


とける程の愛をちょうだい
氷のような微笑みに
夢の中で燃える程の キスをちょうだい
全て融かす

声をあげて名前を呼んでも
響くばかり 暗い部屋に

何もかもうまく行かない
誰かがつぶやく
笑えないあの日はすぐに去って
また出会えるのさ

胸に残る旅立ちのような
新しい時を迎えに行こう
輝き出した あのスーパーノヴァ
素晴らしい世界
リズムがあって メロディーがあって
それはまるで ユートピア

風に乗せて愛をちょうだい
時を越えて色あせない

まだまだ僕は知らない
あの日の声がする
望みは叶えば忘れ去って
また生まれるのさ

心の奥を洗い出すような
新しい風を浴びに行こう
輝き増した あのスーパーノヴァ
素晴らしい世界
命鳴って ドラマがあって

それはあの旅立ちのような
新しい時を迎えに行こう
輝き出した あのスーパーノヴァ
素晴らしい世界
リズムがあって メロディーがあって

それはまるで グッドミュージック

Seven(Japanese Lyrics)

Seven

暗い街を出るんだ これから見た事ない 
世界に出会うこと それが胸躍らす

知らない道を選んだ 旅に終わりはない
掴み取る最終チケット それが胸躍らす

風が時には強く まぶたを塞ぐよう
雲が流れては 消えて行く
遠く 高く 時計の針が静かに宙を舞う

I across seven bridges
7つの橋を渡ろう
楽な方 セーフティルート選ぶ事の方がキケンさ
君も行こう

Wild Side 海に沈んだセピア写真じゃない
青と緑の世界 胸に取り戻そう
Eyes Wide 出会いの数が運命へと誘う
荒れる旅路があっても 過去に疑いはない

太陽が放つ光を 君は何と呼ぶ
合わせ鏡の前で笑う 探している答えは目の前で立つ男を見よ

I across seven bridges
7つの橋を渡ろう
楽な方 セーフティルート選ぶ事の方がキケンさ

We'll across seven seas
7つの海を渡ろう
楽な方 セーフティルート選んじゃ旅は進めない
ねぇ君も

2016/01/20

ただそれということ

人が産まれ、人が死ぬ。
地球上でそれは常にどこかで起こっているんだと思う。
それについて「なぜ?」と問うてみるのは決して無駄じゃない。
それは、本質に近付く道のり。
正しい道、進むべき道はどちらか、その為の灯りを照らす。
何故僕は生きているのか。何故僕は今五体満足で暮らせているのだろうか。
人が生きるとはどういうことだろうか。
答えはずっと奥深い、闇の中にあるのかもしれないし、もしかしたら全く気が付かずにいるすぐ側にあるかもしれない。
何にも理由なんてないかもしれないし、大きな力の介在によって今もこうして生きて、あなたへのメッセージをタイピングしているのかもしれない。
生きていることに意味があるとすれば死ぬことにも意味があるんじゃないだろうか。
僕が見送ってきた人々は、何かの役目を終えたのかもしれない。またはやらなければいけない役目そのものが死であったのかもしれない。
悲しみの果てや、遺伝からくる病気や、予期せぬできごとや、そんな何かを通しても生きる人もいるのに、どうして死ぬ人もいるのだろう。
その違いはなんだろう。
生きている僕に、できることは何だろう。
あなたに伝えたいことがまだたくさんある。言葉じゃ足りないことも、言葉にしたいことも、
音楽を通して伝えたいことも。
自分は特別ではないだろうが、ありきたりでもないこと。
それを大切に、役割があるとしたらそれを全うしたいと思う。
日本時間の今頃には、この世に何もできない無力な状態で現れて、ただただ産声をあげていた、
そんな地球上のほんの一つの生命活動の一部が、微かに動くその瞬間こそが、
とてつもなく大きなこと。
そしてそれが全てかもしれません。
ありがとう。生を受けたことに。
これからもできることが何か、
それを通して誰かに喜んでもらえるような、
よい人間になれるよう、進んでいきたい。
いつもありがとう。


2016/01/19

Full moon Coffee(Japanese Lyrics)


コーヒーが好きなの 言葉にならぬ程
夜明けの太陽が いつもより眩しく映る

コーヒーが好きなの かわりは出来ないの
真昼の月と太陽が混ざり合う ハーモニー

いつもよりも熱めに淹れて ダーリン
たまには少し濃いめに淹れて ダーリン

マグじゃなくコーヒーカップでいれて


今日は少しだけミルクをいれて ダーリン
たまには外で飲んで帰ろう ダーリン

マグじゃなくコーヒーカップでいれて


コーヒーが好きなの 香りで酔わせてよ

今宵の月は優しく輝いている

2016/01/18

LOVE MUSIC(Japanese Lyrics)

LOVE MUSIC

じっとしていてあなたは微笑む
お決まりの合図をひそかに待ってる
ダマされないで ウタガわないで
目の前にある全てでしかないの

少し照れながら 小刻みに揺らすの
ここではアナタと ピュアなままで居たいの
この場所に来る その理由は

複雑なものなど要らない
当たり前にたしかな感情を
確かめていて
I LOVE YOU
I LOVE MUSIC

ぎゅっとしたままあなたは涙ぐむ
お決まりの合図が鳴らないように
サヨナラなんて言いたくないね
目の前にいる全てで居たいの

心が動くほど拍手で応えるの
数字で置き換えれない瞬間がここにあるの
この場所で逢う空想の恋人

複雑な言葉も要らない
世界にひとつの愛情を
確かめていて
I LOVE YOU
I LOVE MUSIC
I LOVE YOU

WE LOVE ROCK MUSIC