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2017/11/18

僕がみるトロントの魅力のひとつ

前回に引き続き、トロント短期滞在中での一コマ。

そんな素晴らしい結婚パーティーに参加した日程の前後にも
トロントの街中を行ったり来たり、短い期間ながら会いたかった人たちや行きたかったお店などにできるだけ行って、エネルギーの交換をして街の空気を思い切り吸い込んできた。

やっぱりこの街好きだな、と感じたのはとある日の朝。

出かけようと家をでて歩道を南下すると、同じ道を北上してくるおじさんがいる。
ゴミの日というのもあり、歩道がゴミ箱で狭くなっていた。すれ違うのは難しいと思い僕が道路の反対側の歩道へ渡ろうとすると、おじさんが立ち止まり身体を横に向け僕を先に通そうとしてくれた。
僕は少し驚きつつ、すでに反対側の歩道へ歩きはじめていたのでお礼だけ言ってすれ違った。おじさんはニコリとしていた。

「心優しい人がいるもんだな…」と考えて歩を進めていると、今度は近所の家の前で庭仕事をしているおばさんが「今何時かしら?」と聞いていた。
僕は咄嗟にすれ違い様に時間を伝えて「今日はよく人に話しかけられるな…」などと考えながら先を急ぐ。

すると今度は目の前に見えてきた教会の前で立ち止まっている女性がいる。
ベビーカーを片手、子供をもう片脇に抱えている。彼女は僕を見つけると話しかけてきて「すみません、ちょっと手を貸してもらえませんか?」という。立ち止まり話をきくと教会に入るのに数段ばかり階段があり、そこにベビーカーを持ち上げてもらえないか?という。
確かに子供を抱えながらでは持ち上げるのは難しいだろう。僕は考える間もなくベビーカーを階段の上へ持ち上げた。持ち上げつつよく見るとベビーカーも2人用でちょっと長い。
この教会にはバリアフリー用のスロープもないし、お母さんに「いつも(このベビーカー)どうしてるの?」と聞くと、「いつも誰かに手伝ってもらってるの」という。

ははあ…なるほど。

お母さんは僕にお礼を言いながら「神のご加護を」と言ってくれて、僕はその場を後にした。

このそれぞれの出来事が起きるまでの間、わずか5分足らず。

僕は駅に向かいながらも一瞬の出来事を思い返していた。
人と人とが安心して話しかけたり、困った人が安心して道行く人にお願いできる環境があること、誰かから受け取った優しさを他の誰かに返せるという日常があるのはなんと素晴らしいことだろう。

田舎と都会さのバランス、都市における人口密度、国民性、人種、人それぞれの性格などなど、そういったものが絶妙に絡み合って起きたのかもしれない。

他の国や都市ではあり得ないという話ではないけど、僕はトロントのこういう一面も好き。

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